BTS256-LED LED光測定器
BTS256-LED LED光測定器 (DKD/PTB公認)は、可視領域における LED の光束、スペクトラルとカラーデーターを正確に測定できる最もコンパクトな測定装置です。この装置は小型で携帯して使うことが出来ます。
近年の革新的な技術の向上により、従来研究室でしか使うことが出来なかった高価で複雑な測定器が手軽に使えるようになりました。スタンドアロンシステムとして低価格を実現したBTS256-LEDは、オプションアクセサリーと組み合せることで LED 製造会社、LED 組み立てラインでの品質管理として、研究所での標準リファレンスとして、或いはフィールドサービス用として低予算でご使用頂けます。
BTS256-LED LED 光測定器は、軽量アルミニウムボディに、ODM981(拡散板)と同じコーティングを施した小型の積分球を装備しています。
積分球を汚れから守るため、入射孔は 3D 形成された窓で封じきられています。光入射は、LED の上に置かれる 10mm の円錐タイプ・アダプターです。バイオネットタイプのマウントアダプターは、6mm から 14mm までのポートサイズと交換できます。全光束を測るためには、LED からの光束は全てこの円錐アダプターに入射しなければなりません。補助ランプを使ったテストサンプルの自己吸収補正が可能で、付随されるソフトウェアの補正プログラムにより自動補正されます。
Gigahertz-Optik社の最高傑作品である BTS256-P バイテクノロジィーライトセンサーはレスポンスが早く、正確なダイナミックレンジ光束検出を提供致します。積分ディテクターに加えて、コンパクトで低浮遊容量 光分光計が内臓されます。256ピクセルの CMOS センサーは、5nm の分解能を可能にし色測定に向いています。
非常にコンパクトなリモート制御シャッターは、オンラインダークシグナル測定を通してダイオードアレーのオフセット補償を行います。ダイオードアレーディテクターは、スペクトラル分布 W/nm、ピーク強度、主波長、xy 、そして、u'v' カラーコーディネート、色温度と演色評価数(CRI)の測定に用いられます。ここで得られたスペクトラルデーターは、光度検出器のスペクトラルミスマッチエラーのオンライン補正にも用いられ、よりよい演色評価数 V(λ)(CRI)を提供します。
ディテクターの速い応答はデータロガーアプリケーションで使うことが出来ます。変調光アプリケーション、または低周波 (AC) 成分を含んだ光に対しては、BTS256-LED は入力光信号の変化に同期することが出来ます。BTS256-LED を使うためには、USB インターフェース付きの PCが必要です。電源は、USB アダプターを通して装置に必要な電源 5VDC を供給します。付随されるソフトウェアは、セットアップ、測定ルーチン、データ表示とプレゼンテーションならびにドキュメンテーションを含み BTS256-LED LED-光測定器の遠隔操作をサポートします。校正は、ドイツ国内および国際計測学研究所に準拠した較正標準に対して、Gigahertz-Optik 較正研究所にて行われます。12ヵ月ごとに再校正を実施するようお勧めします。 pdf資料